懸角(読み)カケツノ

精選版 日本国語大辞典 「懸角」の意味・読み・例文・類語

かけ‐つの【懸角】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かけづの」とも ) 宮殿内の御帳台に配置する調度の一つ。邪気を払うため、御帳台の入口の左右の柱にかけた犀(さい)の角。後世は沈(じん)の木で作り、両端に銀の金具をつけ、丸紐(まるひも)でつるすのを例とした。みつの。
    1. 懸角〈類聚雑要抄〉
      懸角〈類聚雑要抄〉
    2. [初出の実例]「文台是沈、〈略〉有懸角一、納菖蒲根也、地敷筵為地敷、是又金銀也」(出典中右記追加‐寛治七年(1093)五月五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む