懸針(読み)けんしん

精選版 日本国語大辞典 「懸針」の意味・読み・例文・類語

けん‐しん【懸針】

〘名〙 筆法一種。縦の画の下端を、針の先のように次第に細くするもの。
性霊集‐三(835頃)勅賜屏風書了即献表「垂露懸針之体、鶴頭偃波之形」

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デジタル大辞泉 「懸針」の意味・読み・例文・類語

けん‐しん【懸針】

筆法の一。縦の画の下端を筆をはらって針の先のように細くとがらすもの。→垂露

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普及版 字通 「懸針」の読み・字形・画数・意味

【懸針】けんしん

書法。垂直に下す筆づかいの法。〔墨池編、一、唐玄度、論十体書〕懸針、後初中、祕書曹喜の。喜、篆隷(てんれい)に工(たく)みにして、名をはす。尤も垂露(すいろ)の法を善くす。

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