日本歴史地名大系 「成相郷」の解説 成相郷ならいごう 秋田県:出羽国(羽後国)秋田郡成相郷「和名抄」刊本・高山寺本ともに「成相」と記す。「日本地理志料」に「訓闕、按依讃岐ノ成相郷ノ例、当読云奈良比」とある。元慶二年(八七八)の夷俘の反乱の時「向化俘地」の一つに助川(すけかわ)がある(三代実録)。助川は岩見(いわみ)川流域とみられ、成相はその流域の地域であろうか。 成相郷ならいごう 香川県:讃岐国香川郡成相郷「和名抄」高山寺本は「奈良井」、東急本は「奈良比」と訓を付す。現高松市中央部の香東(こうとう)川右岸にある成合(なりあい)町を遺称地とし、一帯に比定される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報