成風(読み)セイフウ

デジタル大辞泉 「成風」の意味・読み・例文・類語

せい‐ふう【成風】

えいの匠石という工人が人の鼻端の土の汚れを取るのに、おのを振るって風を起こし、汚れを取って鼻を傷つけなかったという「荘子」徐無鬼の故事から》
建築物などをりっぱに仕上げること。
「―天の望にすずしく」〈海道記
人に詩文添削を頼むときに用いる語。郢斲えいたく

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精選版 日本国語大辞典 「成風」の意味・読み・例文・類語

せい‐ふう【成風】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「荘子‐徐無鬼」の「匠石運斤成風、聴而斲之、尽堊而鼻不傷」による語。工人が斧(おの)をふるって風を起こす意 ) 普請をすること。家などを立派につくりあげること。また、立派にできあがること。立派にととのっていること。
    1. [初出の実例]「可成風之声。棟梁之材出於貴州云々」(出典明衡往来(11C中か)下末)

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普及版 字通 「成風」の読み・字形・画数・意味

【成風】せいふう

正、詩文を添削する。

字通「成」の項目を見る

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