我意・雅意(読み)がい

精選版 日本国語大辞典「我意・雅意」の解説

が‐い【我意・雅意】

[1] 〘名〙
① 自分の心。また、の志。
田氏家集(892頃)下・奉酬讚州菅使君、聞群臣侍内宴賦花鳥共逢春、見寄什「君魂花発馳宮掖、我意鴎飛到海門」 〔漢書‐蕭望之伝〕
② (形動) 自分の考えを押し通そうとする心。気ままな心。自分勝手な考え。また、そのようなさま。勝手きまま。わがまま。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
源平盛衰記(14C前)三「(ひとへ)に太政入道の雅意(ガイ)の所行也」
[2] 〘形動〙 程度が標準よりぬきんでているさま。良い意味にも悪い意味にも用いる。けたはずれなさま。
史記抄(1477)一三「高祖はいかい志ぞ、項羽はがいなものぞ」
[語誌]室町期の抄物等には、仮名書きの例が現われ、多くは「ガイナ」「ガイニ」の形で、程度の甚だしいさまを表わす。これは現代でも各地の方言で、用いられている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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