我意(読み)ガイ

デジタル大辞泉 「我意」の意味・読み・例文・類語

が‐い【我意】

[名]自分一人の考え。自分の思うままにしようとする心持ち。わがまま。。「あくまでも我意を通す」
[形動]《中世後期以降の口語
自己中心で独断的な考えや意志を押し通そうとするさま。
「―ナ者」〈日葡
程度がはなはだしいさま。たいそうである。ひどい。むやみだ。
「天の気がをりて―なればひでりになるぞ」〈詩学大成抄・一〉
「―に働いて、息が切れべいならば」〈雑兵物語・上〉
[補説]本来形容動詞として成立していたものと思われるが、のちに「がいな」「がいに」という形でのみ用いられる。
[類語]意地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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