戒壇廻(読み)かいだんめぐり

精選版 日本国語大辞典 「戒壇廻」の意味・読み・例文・類語

かいだん‐めぐり【戒壇廻】

  1. 〘 名詞 〙 仏語仏堂内陣にあたる縁の下に設けた暗い通路を一周すること。そのとき、手が本尊の下に通じる入口にある錠にさわれば御利益(ごりやく)があるといわれ、また、心の正しくない者は種々の異変が起こるともいわれる。長野善光寺のものが有名。
    1. [初出の実例]「善光寺様の階段巡(カイダンメグ)りした時せへせぬ懺悔話(ざんげばなし)、こなたにするもよくよくに思へばこそ」(出典歌舞伎・綴合新著膝栗毛(1863‐80)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む