精選版 日本国語大辞典 「戯・狂」の意味・読み・例文・類語
たわ・る たはる【戯・狂】
〘自ラ下二〙
① 遊び興ずる。無心に遊ぶ。たわむれる。
② 本気でなく行なう。いたずら心でする。ふざける。
④ 他を忘れて一途にそれにふける。おぼれて馬鹿のようになる。熱中する。多く色恋におぼれる意で用いる。〔名語記(1275)〕
※徒然草(1331頃)三「ひたすらたはれたる方にはあらで、女にたやすからず思はれんこそ、あらまほしかるべきわざなれ」
たわれ たはれ【戯・狂】
① たわむれること。遊ぶこと。いたずら。
※俳諧・三冊子(1702)わすれ水「句は天下の人にかなへる事は安し。〈略〉人のためになす事に侍らばなしよからんと、たはれの詞有」
※栄花(1028‐92頃)様々のよろこび「いとどいみじきものにおぼしながら、なほ御たはれはうせざりければ」
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