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戸田海一 とだ・かいち

朝日日本歴史人物事典の解説

戸田海一

没年:大正13.3.5(1924)
生年:明治4.5.8(1871.6.25)
明治大正期の経済学者。経済政策論の導入期において,公正競争と生存権確保を目標とし,実態調査に基づいた独自の日本経済政策論を確立した。広島県豊田郡豊田村の農家の3男。高橋琢也の書生。東京専修学校(専修大学)理財科から東京帝国大学法科大学,選科に入学,政治学科を卒業。四高教授となり同僚西田幾多郎と交流。共同体と個人の調和を説く。明治34(1901)年京都帝国大学法科大学に転じ経済学第2講座(経済政策)を担当。病弱であったが,工場法,証券取引関係法などの確立に貢献。河上肇,河田嗣郎,本庄栄治郎らを育て関一を大阪市助役に推薦するなど産業,行政,大学の交流を進め「経済学の学究的パラダイス」(福田徳三の評言)を実現した。<参考文献>京都大学経済学部調査資料室編・細川元雄解説「戸田海一著作目録」(『調査資料室報』7号)

(池上惇)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について | 情報

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