手塩皿(読み)テシオザラ

デジタル大辞泉 「手塩皿」の意味・読み・例文・類語

てしお‐ざら〔てしほ‐〕【手塩皿】

もと食膳不浄を払うために小皿に塩を盛ったことから》小さい浅い皿。おてしょ

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精選版 日本国語大辞典 「手塩皿」の意味・読み・例文・類語

てしお‐ざらてしほ‥【手塩皿】

  1. 〘 名詞 〙 手塩を盛るのに用いた皿。また、香の物などを盛る小さく浅い皿。小皿。おてしょ。手塩。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「霜をける菊やさながら手塩皿〈百之〉」(出典:俳諧・続山の井(1667)秋)

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食器・調理器具がわかる辞典 「手塩皿」の解説

てしおざら【手塩皿】

香の物などを盛る小さく浅い皿。◇手塩に用いたことから。手塩は、古くは食膳の不浄を払う意味で、また好みで用いるために小皿に少量の塩を盛ってそれぞれの食膳に添えたもの。「おてしょ」ともいう。

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