手見禁(読み)テミキン

デジタル大辞泉 「手見禁」の意味・読み・例文・類語

てみ‐きん【手見禁】

碁・将棋で、自分の手を見せないこと。また、相手出方を見てから自分の手をやり直すのを禁じること。待ったなし。てみせきん。
千両の賭け―で座頭さし」〈柳多留一九

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「手見禁」の意味・読み・例文・類語

てみせ‐きん【手見禁】

  1. 〘 名詞 〙 囲碁・将棋などで、自分の手を相手に見せないこと。また、相手の出方を見てから自分の手をやり直すのを禁じること。てみきん。
    1. [初出の実例]「私は世の中を手(テ)みせきんと観じましたと申せば」(出典:咄本・初音草噺大鑑(1698)七)

てみ‐きん【手見禁】

  1. 〘 名詞 〙てみせきん(手見禁)」の略。
    1. [初出の実例]「花の期や風の手見きん石の竹〈政好〉」(出典:俳諧・続山の井(1667)夏中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android