…初めは相撲見物の者が10人,20人と仲間を誘い合わせてつくった講中のようなものがしだいに案内所として発達した。江戸相撲全盛期の寛政年間(1789‐1801)には,出方(桟敷札の売りさばき人),物持(案内人)と彼らをやとう桟敷方(相撲茶屋の前身)という形態が組織だったものとなった。その後1833年(天保4),当時の相撲会所は14人の桟敷方との間のもめごとをなくすために,全年寄の加判のうえ,契約書を取りかわして桟敷方の永代権利を認めることになった。…
…賭場へはいると,現金は駒といわれる木札と交換し,帰るとき精算をする。見張り,下足,梯子(はしご)番,賭場の世話をする出方(でかた),ツボ振りの中盆(なかぼん),貸元あるいは代貸がいるのが普通の賭場のあり方である。さいころ1個でする賭博はチョボイチ,3個はキツネ,4個はチイッパ,5個はテンサイという。…
※「出方」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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