才色兼備(読み)サイショクケンビ

デジタル大辞泉 「才色兼備」の意味・読み・例文・類語

さいしょく‐けんび【才色兼備】

女性がすぐれた才知と美しい顔かたちをもっていること。

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精選版 日本国語大辞典 「才色兼備」の意味・読み・例文・類語

さいしょく‐けんび【才色兼備】

  1. 〘 名詞 〙 女性がすぐれた才能と美しい顔かたちとをもっていること。さいしきけんび。
    1. [初出の実例]「彼をして才色兼備の良婦を得せしめ給はんことを」(出典:火の柱(1904)〈木下尚江〉五)

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四字熟語を知る辞典 「才色兼備」の解説

才色兼備

女性がすぐれた才能と容貌とを兼ね備えていること。

[使用例] 老女はある地方の名家の娘で、才色兼備をうたわれていたが〈略〉恋におちて駈け落ちしたのだという[倉橋由美子*白い髪の童女|1969]

[使用例] 半年も経ずして井上塾に荻野ぎんという才色兼備の女性がいることは、東京の国学者の間でも評判になり始めていた[渡辺淳一*花埋み|1970]

[解説] 「才色」は才知と容色、才能と容貌という意味で、古くは「さいしき」ともいいました。

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