打っ掛ける(読み)ブッカケル

デジタル大辞泉 「打っ掛ける」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐か・ける【打っ掛ける】

[動カ下一][文]ぶっか・く[カ下二]液体粉状のものを勢いよく注ぎかける。「頭から水を―・ける」
[類語]撒く蒔く撒き散らす振り撒くばら撒く振り掛ける散布

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精選版 日本国語大辞典 「打っ掛ける」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐か・ける【打掛】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 打ってかかる。また、切りかかる。
    1. [初出の実例]「『おのれ、もう料簡が』ト抜いてぶっかける」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)序幕)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 ( 「ぶっ」は接頭語。「かける」の俗語的表現 )
    1. 手あらく注ぎかける。勢いよくかける。ぶちかける。
      1. [初出の実例]「灰をぶっかけられてさへ、花の盛を見せた」(出典:咄本・無事志有意(1798)孝行)
    2. 勢いよく覆いかぶせる。ぶちかける。
      1. [初出の実例]「かうもり羽織しゃんとぶっかけて〈略〉六はうしゅぎゃうと心がけ」(出典:評判記・野郎大仏師(1667‐68)花井才三郎)
    3. 強引に相手にかぶせる。責任などをしょわせる。ぶちかける。

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