打切棒(読み)ぶっきりぼう

精選版 日本国語大辞典 「打切棒」の意味・読み・例文・類語

ぶっきり‐ぼう【打切棒】

〘名〙
水飴(みずあめ)を煮つめて回転させながら空気気泡を加えてのばし、棒状に切ったあめ
※雑俳・露丸評万句合‐宝暦一三(1763)「入聟はぶっきりぼふを土産にし」
※歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)四立「ぶっきりぼふに釣鐘と、提灯かけて引担ぎ」

ぶっきら‐ぼう【打切棒】

〘名〙 (形動) (「ぶっきりぼう(打切棒)」の変化した語) 言動あいそがないこと。そっけないこと。また、そのさま。ぶあいそう。
※滑稽本・素人狂言紋切形(1814)下「此衆は〈略〉ぶっきら棒(ボウ)だ」
落語世辞屋(1890)〈三遊亭円朝〉「手前の様な無愛嬌(ブッキラボウ)調子の奴は在りは仕ねエ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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