精選版 日本国語大辞典 「打渡」の意味・読み・例文・類語
うち‐わたし【打渡】
- [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く、「橋」「かく」の縁語として用いられる )
- ① ずっと長い距離、長い時間にわたって。
- [初出の実例]「うちわたし長き心は八橋のくもでに思ふことはたえせじ〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋一・五七〇)
- ② おしなべて。すべて。おおかた。
- [初出の実例]「うちわたしよにゆるしなき関川を見なれそめけん名こそ惜しけれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)宿木)
- ① ずっと長い距離、長い時間にわたって。
- [ 2 ] 〘 名詞 〙