折枝(読み)オリエダ

デジタル大辞泉 「折枝」の意味・読み・例文・類語

おり‐えだ〔をり‐〕【折(り)枝】

折り取った木の枝。また、その模様
能楽小道具で、シテが持って出る造花の木の枝。

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精選版 日本国語大辞典 「折枝」の意味・読み・例文・類語

おり‐えだをり‥【折枝】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 折り取った木の枝。また、その模様。
    1. [初出の実例]「さまざまの唐衣、汗衫(かざみ)などにをかしきをりえだども、長き根にむら濃の組してむすびつけたる」(出典:枕草子(10C終)三九)
  3. 能楽の小道具の一つ。造花を付けた木の枝で、シテが手にさげて出る。桜枝や桂枝など。「嵐山(あらしやま)」「三山(みつやま)」のツレは桜の折枝を持ち、「三山」のシテは桂の折枝を持つ。

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普及版 字通 「折枝」の読み・字形・画数・意味

【折枝】せつし

枝を折る。また、按摩する。〔孟子、梁恵王上〕長の爲に折枝せんとす。人に語りて曰く、我能はずと。是れ爲さざるなり、能はざるに非ざるなり。~王の王たらざるは、是れ折枝のなり。

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