桂枝(読み)ケイシ

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典の解説

けいし【桂枝】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。クスノキ科ケイの若枝を乾燥したもの。発汗解熱(げねつ)鎮痛健胃などの作用がある。風邪(かぜ)のひき始め、鼻炎神経痛に効く葛根湯(かっこんとう)慢性胃腸炎胃アトニーに効く桂枝人参湯(にんじんとう)更年期障害、打撲傷に効く桂枝茯苓丸(ぶくりょうがん)、などに含まれる。ケイの樹皮を乾燥したものを桂皮(けいひ)といい、代用することがある。

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大辞林 第三版の解説

けいし【桂枝】

肉桂につけいの樹皮。漢方で薬用にする。 → 桂皮
月に生えているという桂かつらの木の枝。

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世界大百科事典内の桂枝の言及

【カシア】より

…【星川 清親】
[薬用]
 漢方ではカシアの樹皮やそのほか同属の若干の異種植物の樹皮および根皮が桂皮の名で用いられる。中国では桂枝(径1cm以下の枝)と肉桂(厚い幹皮)が使われたが,日本では区別せずに比較的薄い皮を桂皮と称する。精油の主成分はシンナムアルデヒドcinnam aldehyde,そのほかにタンニンを含む。…

【ニッケイ(肉桂)】より

…中国南部からインドシナにあるカシア(ケイ)C.cassia Bl.からも良質の桂皮cassia barkが得られ,生薬ではこれがよく用いられる。中国では桂枝(径1cm以下の枝)と肉桂(厚い樹皮)が使われたが,日本では区別せずに比較的薄い樹皮を桂皮と称する。ヤブニッケイC.japonicum Sieb.ex Nakaiは本州の福島県以南から琉球,中国南部の暖帯に分布する常緑高木で,葉や樹皮にはニッケイのような芳香は乏しい。…

※「桂枝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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