抜き出づ(読み)ヌキイズ

デジタル大辞泉 「抜き出づ」の意味・読み・例文・類語

ぬき‐い・ず〔‐いづ〕【抜き出づ】

[動ダ下二]

㋐現れ出る。
御寺のかたはら近き林に―・でたるたかうな」〈横笛
㋑ひいでる。ぬきんでる。
容貌のすぐれたるにも百千の中に―・でたると」〈色道大鏡・一〉

㋐抜いて出す。引き抜く。
剣大刀つるぎたちさやゆ―・でて」〈・三二四〇〉
㋑選び出す。選抜する。
「すぐれたる限り―・で給ふめりしかば」〈増鏡おどろの下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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