百千(読み)ヒャクセン

デジタル大辞泉 「百千」の意味・読み・例文・類語


もも‐ち【百千】

百や千。数が多いこと。
「玉のすだれを―に砕いたよう」〈鏡花高野聖

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精選版 日本国語大辞典 「百千」の意味・読み・例文・類語

ひゃく‐せん【百千】

  1. 〘 名詞 〙 数の多いこと。
    1. [初出の実例]「百千自許心銘去、分寸猶嫌手折看」(出典:菅家文草(900頃)六・九月尽日、題残菊)
    2. 「百千の枝々に、白梅一度にはらりと開け」(出典:浄瑠璃・天神記(1714)三)
    3. [その他の文献]〔顧況‐帰陽蕭寺有丁行者詩〕

もも‐ち【百千】

  1. 〘 名詞 〙 一〇〇や一〇〇〇。数の多いこと。
    1. [初出の実例]「暁のねざめにすぐる時雨こそももちの人のそでぬらしけれ〈紀康宗〉」(出典:月詣(1182‐83)一〇)

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普及版 字通 「百千」の読み・字形・画数・意味

【百千】ひやくせん

百か千、多い。

字通「百」の項目を見る

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