抬頭(読み)たいとう

精選版 日本国語大辞典 「抬頭」の意味・読み・例文・類語

たい‐とう【台頭・擡頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 頭をもたげること。勢力を増してくること。群を抜いて現われること。
    1. [初出の実例]「印度綿の勢力の擡頭は、東洋に於ける英国の擡頭と同様」(出典:上海(1928‐31)〈横光利一〉一九)
    2. [その他の文献]〔開元天宝遺事‐巻上〕
  3. 上奏文、また科挙答案などで、貴人に関する語を敬意を表して改行し、普通より上に書くこと。ふつうは一字あげ、天子に関する事柄は二字あげるのが通例
    1. [初出の実例]「春秋正義云、魏晉儀注、写表有出格、則擡頭之例、当時既有之」(出典:親燈余影(1882)〈鷲津毅堂〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「抬頭」の読み・字形・画数・意味

【抬頭】たいとう

抬写

字通「抬」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android