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持続可能な発展 じぞくかのうなはってんsustainable development

知恵蔵の解説

持続可能な発展

将来の世代ニーズを充足する能力を損なうことなしに、今日の世代のニーズを満たしうるような発展。地球的規模での環境悪化が進展する中で、こうした発展の概念を明確に打ち出したのは、元ノルウェー首相のG.H.ブルントラントを委員長とする国連世界環境開発委員会が1987年に作成した報告書『我々の共有する未来』であった。同報告では、環境と開発は表裏一体の関係にあること、持続可能な発展のために、北と南、都市と農村、及び民族間や世代間の公正が必要であることが強調された。92年12月、国連経済社会理事会(ECOSOC)の下に、持続可能な発展委員会が設置されている。この発展概念は、ミレニアム発展目標(MDG)においても重要視されている。

(室井義雄 専修大学教授 / 2007年)

持続可能な発展

「環境と発展(開発)に関する世界委員会」(通称ブルントラント委員会)による1987年の報告書では、「将来の世代が自らのニーズを充足する能力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たすような発展(開発)」と定義された。地球サミットにおける「環境と発展(開発)に関するリオデジャネイロ宣言」の基調をなし、(1)あらゆる意思決定過程において環境や資源への配慮を行うこと、(2)世代間衡平と南北間衡平の確保、(3)環境や生活の質から見た非市場的評価を組み込み、将来世代をも含めた長い目で見た社会的効率の達成、という3つの柱を含む。この考え方を、都市において具体化するべく、EUではサステイナブル・シティ(sustainable city)づくりが取り組まれている。イタリア・ボローニャ市やドイツ・フライブルク市などが有名。

(植田和弘 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

百科事典マイペディアの解説

持続可能な発展【じぞくかのうなはってん】

1987年,国連内の〈環境と開発に関する世界委員会〉が報告した〈地球の未来を守るために〉の中で打ち出した環境問題への取組みの基調となる概念。sustainable developmentの訳で,〈持続可能な開発〉とも。
→関連項目環境ODA環境外交環境経済学環境と開発に関する世界委員会国連開発計画世界自然資源保全戦略世界人口会議南北問題

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

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