デジタル大辞泉
「持続可能な発展」の意味・読み・例文・類語
じぞくかのうな‐はってん〔ヂゾクカノウな‐〕【持続可能な発展】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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「持続可能な発展」の意味・わかりやすい解説
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知恵蔵
「持続可能な発展」の解説
持続可能な発展
「環境と発展(開発)に関する世界委員会」(通称ブルントラント委員会)による1987年の報告書では、「将来の世代が自らのニーズを充足する能力を損なうことなく、現在の世代のニーズを満たすような発展(開発)」と定義された。地球サミットにおける「環境と発展(開発)に関するリオデジャネイロ宣言」の基調をなし、(1)あらゆる意思決定過程において環境や資源への配慮を行うこと、(2)世代間衡平と南北間衡平の確保、(3)環境や生活の質から見た非市場的評価を組み込み、将来世代をも含めた長い目で見た社会的効率の達成、という3つの柱を含む。この考え方を、都市において具体化するべく、EUではサステイナブル・シティ(sustainable city)づくりが取り組まれている。イタリア・ボローニャ市やドイツ・フライブルク市などが有名。
持続可能な発展
将来の世代のニーズを充足する能力を損なうことなしに、今日の世代のニーズを満たしうるような発展。地球的規模での環境悪化が進展する中で、こうした発展の概念を明確に打ち出したのは、元ノルウェー首相のG.H.ブルントラントを委員長とする国連世界環境開発委員会が1987年に作成した報告書『我々の共有する未来』であった。同報告では、環境と開発は表裏一体の関係にあること、持続可能な発展のために、北と南、都市と農村、及び民族間や世代間の公正が必要であることが強調された。92年12月、国連経済社会理事会(ECOSOC)の下に、持続可能な発展委員会が設置されている。この発展概念は、ミレニアム発展目標(MDG)においても重要視されている。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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