振媛(読み)ふるひめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「振媛」の解説

振媛 ふるひめ

?-? 5世紀末,継体天皇(在位507-531)の母。
垂仁(すいにん)天皇の7世の孫という。越前(えちぜん)(福井県)三国(みくに)から近江(おうみ)(滋賀県)高島にむかえられ,彦主人(ひこうしの)王の妃(きさき)となる。男大迹(おおど)(継体天皇)を生んだあと,王が早世したため故郷の越前高向(たかむく)(丸岡町)にかえり,男大迹を養育した。「ふりひめ」ともよむ。

振媛 ふりひめ

ふるひめ

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android