捕鯨砲(読み)ホゲイホウ

デジタル大辞泉 「捕鯨砲」の意味・読み・例文・類語

ほげい‐ほう〔‐ハウ〕【捕鯨砲】

捕鯨船に取り付けた、クジラを捕獲するための砲。長い綱をつけたもりを発射する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捕鯨砲」の意味・読み・例文・類語

ほげい‐ほう‥ハウ【捕鯨砲】

  1. 〘 名詞 〙 捕鯨船の船首上甲板にとりつけてあり、綱の一方の端を船に、他端を銛(もり)に固着して発射し、鯨を捕獲するための砲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「捕鯨砲」の意味・わかりやすい解説

捕鯨砲【ほげいほう】

捕鯨用の砲。キャッチャーボートの船首に装備され,(もり)を装備したときには砲身は水平となり,発射時には砲後部の取手により,上下左右に動かせる。砲は元込式で砲身の口径は大型船のもので90mm。発射時の衝撃はオイルダンパーにより緩衝される。銛は鋳鋼製で先端部の空洞火薬が入り,命中すると爆発し銛爪が開く。射程は平頭型(円錐の先を切った銛先で,日本の発明)で70m内外。
→関連項目キャッチャーボート

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android