授衣(読み)ジュイ

デジタル大辞泉 「授衣」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐い【授衣】

《「詩経豳風ひんぷう七月の「七月火流る、九月衣を授く」から》
冬着準備をすること。冬の用意をすること。
陰暦9月の異称

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精選版 日本国語大辞典 「授衣」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐い【授衣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寒さに向かって冬の衣服の準備をすること。冬支度をすること。
    1. [初出の実例]「更問授衣急、鳴砧動比隣」(出典:南海先生文集(1784)二・新涼入郊墟)
    2. [その他の文献]〔詩経‐豳風・七月〕
  3. ( の「詩経」から ) 陰暦九月の異称。ながつき。
    1. [初出の実例]「庭蘭重遇授衣候、籬菊再為浮盞儲」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)六・秋日林亭即事〈中原広俊〉)
    2. [その他の文献]〔張籍‐和左司元郎中秋居十首詩・其九〕

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普及版 字通 「授衣」の読み・字形・画数・意味

【授衣】じゆい

衣を授ける。〔詩、風、七月〕七火 九衣を授く ~衣無く(かつ)(毛織物どてらの類)無くば 何を以て年を卒(を)へん

字通「授」の項目を見る

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