掌故(読み)しょうこ

精選版 日本国語大辞典 「掌故」の意味・読み・例文・類語

しょう‐こシャウ‥【掌故】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 中国、漢代に設けられた礼楽故事などをつかさどる官。
    1. [初出の実例]「文学ある掌故をば郡守の属官になすぞ」(出典:史記抄(1477)一六)
    2. [その他の文献]〔司馬相如‐封禅文〕
  3. しきたり。故事。故実
    1. [初出の実例]「楽景真応秋若、休掌故愁悽」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)五・秋日郊行雑詩五首)
    2. [その他の文献]〔史記‐亀策伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「掌故」の読み・字形・画数・意味

【掌故】しよう(しやう)こ

故事。旧制。しきたり。〔史記、亀策伝〕孝・孝景、掌故に因し、未だ試に遑(いとま)あらず。子疇官(ちうくわん)(算疇の人)、世相ひ傳ふと雖も、其の深妙は、失する多し。

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