改訂新版 世界大百科事典 「接触軌道」の意味・わかりやすい解説 接触軌道 (せっしょくきどう)osculating orbit 惑星や衛星の運動は摂動を伴うケプラー運動であり,摂動の効果は,ケプラー運動を規定する6個のパラメーター(軌道要素)の時間的変動で表される。したがって,ある瞬間の天体の運動は,その瞬間の軌道要素の値を使ったケプラー運動で与えられる。このとき,その瞬間のケプラー軌道は,実際の軌道と天体位置を共有するだけでなく,その位置で実際の軌道に接していて,接触軌道といわれる。執筆者:堀 源一郎 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by