掻き集める(読み)カキアツメル

デジタル大辞泉 「掻き集める」の意味・読み・例文・類語

かき‐あつ・める【×掻き集める】

[動マ下一][文]かきあつ・む[マ下二]
散らばっている物を、ひと所にかき寄せる。「庭の落葉を―・める」
手を尽くして、方々から集める。「資金を―・める」
[類語]集める寄せ集める駆り集める呼び集める収集採集採取コレクションスクラップ取り集める

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精選版 日本国語大辞典 「掻き集める」の意味・読み・例文・類語

かき‐あつ・める【掻集】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かきあつ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 掻き寄せて集める。取りまとめて一つにする。かきつむ。
    1. [初出の実例]「かしらつつみたる女ども、かきあつめてしほくみかけたり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)吹上上)
    2. 「掻集(カキアツ)めた所で二分二朱か三朱しかない」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉長崎遊学)

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