揉み解す(読み)モミホグス

デジタル大辞泉 「揉み解す」の意味・読み・例文・類語

もみ‐ほぐ・す【×揉み解す】

[動サ五(四)]
もん柔らかくする。「筋肉を―・す」
気持ちを和らげるようにする。「緊張を―・す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「揉み解す」の意味・読み・例文・類語

もみ‐ほぐ・す【揉解】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 固くなっている部分を揉んで柔らかくする。もみほごす。〔和英語林集成初版)(1867)〕
    1. [初出の実例]「この女作者の頭のうちに、自分の身も肉もこの亭主の小指の先きに揉み解(ホグ)される瞬間のある閃きがついと走った」(出典:女作者(1913)〈田村俊子〉)
  3. 気持を柔らげるようにしむける。
    1. [初出の実例]「計らずも気持までが、すっかり揉みほぐされて了った」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉水神)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android