揖宿神社(読み)いぶすきじんじや

日本歴史地名大系 「揖宿神社」の解説

揖宿神社
いぶすきじんじや

[現在地名]指宿市東方

JR指宿枕崎線二月田にがつでん駅の西方約五〇〇メートルに鎮座する。祭神本殿主神に大日貴命(天照大神)、相殿に天之忍穂耳命・健御名方命など九柱、ひがし之宮に彦火火出見命、西之宮に天命開別命(天智天皇)、その他の諸摂社に和多都美命・豊玉姫、大山積命(揖宿神社社家の祖神)など合せて一七柱である。社記によると、天智天皇が薩摩に臨幸した際の通過地といわれ、天皇の霊を祀るため慶雲三年(七〇六)に造営された葛城かつらぎ(西宮)が初めとされる。貞観一六年(八七四)開聞かいもん岳の大噴火があり、開聞九社大明神(開聞宮、現枚聞神社)を神託によりこの地に遷座したので、開聞新宮九社大明神社と称したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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