精選版 日本国語大辞典 「搬送通信」の意味・読み・例文・類語 はんそう‐つうしん【搬送通信】 〘 名詞 〙 電気通信で、音声などの信号を搬送波で変調して行なう伝送方式。多数の信号を周波数軸の上に配列して送る多重通信に用いる。搬送。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「搬送通信」の意味・わかりやすい解説 搬送通信はんそうつうしんcarrier communication 電信,電話,映像,データ符号などの信号本来の周波数帯域を,別の高周波帯域上に移して (変調) 伝送し,もとの通信信号に復することによって信号伝達を行う通信方式。無線通信では高周波電波 (搬送波) ,有線通信では伝送線路を流れる高周波電流 (搬送電流) を用いるが,これらの周波数は通常,伝達すべき信号の 10倍以上の高周波が使用される。これによって信号を任意の高い周波数帯へ移し,また元へ分離復帰することができるので,一つの有線路あるいは無線電波で,多数の通信を同時に送ることが可能となる (搬送多重通信) 。 FM放送の立体放送も多重化の一種。元来無線で発達した搬送波使用技術の有線への応用は日本で確立された。この通信方式によると遠距離用の通信が経済的になる。 (→多重通信方式 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by