摘草(読み)つみくさ

精選版 日本国語大辞典 「摘草」の意味・読み・例文・類語

つみ‐くさ【摘草】

〘名〙 春の野で食用野草草花をつむこと。《季・春》
※俳諧・鳥山彦(1736)「寺嶋堤の芝生つみ草に時をうつす」

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デジタル大辞泉 「摘草」の意味・読み・例文・類語

つみ‐くさ【摘(み)草】

[名](スル)春、野原若菜や草花を摘むこと。草摘み。「土手摘み草する」 春》
[類語]草摘み

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百科事典マイペディア 「摘草」の意味・わかりやすい解説

摘草【つみくさ】

春の野に出て萌(も)え出る若菜,若草を摘むこと。今では遊びになったが,かつては副食物を採集する年中行事的なものであった。《万葉集》などにも摘草を題材とした歌がみえ,今でも地方の山菜採りなど,古制に従って行われているものがある。

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