撃節(読み)げきせつ

精選版 日本国語大辞典 「撃節」の意味・読み・例文・類語

げき‐せつ【撃節】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「節」はたたいて拍子をとる竹の楽器 ) たたいて拍子をとること。転じて、共感したり力説したりするさま、感嘆するさまをいう。
    1. [初出の実例]「若無御成敗以後宗門及俗中、可不法之由、撃節謹白之。仍御領掌也」(出典蔭凉軒日録‐寛正三年(1462)八月二一日)
    2. 「文意、誠に面白く、くり返して撃節に堪ず」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)後)
    3. [その他の文献]〔謝霊運‐善哉行〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「撃節」の読み・字形・画数・意味

【撃節】げきせつ

拍子をとる。〔晋書、謝尚伝〕、~(すなは)ち衣(いさく)をけてふ。(王)、坐をして掌を撫し、たしむ。、其の中に俯仰し、傍らに人無きが(ごと)し。其の詣(そつけい)なること、此(かく)の如し。

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