普及版 字通 「撈」の読み・字形・画数・意味
撈
15画
[字訓] すくいあげる・とる
[字形] 形声
声符は勞(労)(ろう)。勞は聖火を以て力(耒(すき))を清める農耕儀礼。撈は多く漁撈の意に用いる。〔方言、十三〕に「取るなり」、〔通俗文〕に「沈みて取るを撈と曰ふ」とみえる。網などを使わず、潜水して手で取る漁法をいう。
[訓義]
1. すくいあげる、水中に入ってとる。
2. とる、ひっかけてとる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕撈 取る 〔字鏡集〕撈 マウス・トル
[熟語]
撈起▶・撈救▶・撈魚▶・撈採▶・撈捕▶・撈▶・撈籠▶
[下接語]
漁撈
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報