最新 地学事典 「撓み波」の解説
たわみは
撓み波
flexural wave
弾性板を伝わる表面波にはまったく独立な2種類の波が考えられる。一つは中央の面に対して対称的な振動であるが,他は非対称的なもので,そのうち最も低次のモードで板の厚さに比べて波長の長いものが,たわみ波とみられる。板の屈曲の波で,波長∞の極限で,速度は0に近づく逆分散を示す(波長0の極限ではレーリー波の速度となる)。水に浮かぶ氷板を伝わる表面波なども,ほぼ同様の性質をもつ。弾性棒を軸方向に伝わる波にも似たものが存在する。
執筆者:佐藤 泰夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

