擠陥(読み)セイカン

デジタル大辞泉 「擠陥」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん【×擠陥】

人を罪におとし入れること。
「功臣連の排斥―の跡」〈中島敦李陵

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精選版 日本国語大辞典 「擠陥」の意味・読み・例文・類語

せい‐かん【擠陥】

  1. 〘 名詞 〙 人を罪におとし入れること。
    1. [初出の実例]「今の文壇に名を成すものは、その推量の期去り擠陥(セイカン)の期来ることの早き、啻に臂を屈信する頃(あひだ)のみならず」(出典:心頭語(1900‐01)〈森鴎外女子学芸)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐李泌伝〕

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普及版 字通 「擠陥」の読み・字形・画数・意味

【擠陥】せいかん

陥れ害する。〔能改斎漫録、記事一、朱師復を責降するの制〕、元の人の、直正論を以て、(よこさま)に京・卞(さいべん)等に擠陷せられしを哀憫(あいびん)し、因りて下詔して官復し、其の子孫に祿せしむ。

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