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支払準備率 しはらいじゅんびりつreserve requirement ratio

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

支払準備率
しはらいじゅんびりつ
reserve requirement ratio

金融機関の預金総額に対する支払準備金の比率。金融機関はいつでも預金者の払戻し要求に応じられるように,預金総額の一定割合の支払準備金を保有していなければならない。ここで支払準備金とは,広義には当該金融機関の保有現金,中央銀行預け金,他行への預け金,コールローンなどを含むが,このうち預金残高の一定比率に相当する中央銀行預け金が法律によって義務づけられている場合,所要準備金 required reservesといい,中央銀行はこの比率を変更することによって金融機関の流動性を調整し,その与信能力をコントロールする政策手段とする。現在は欧米先進国でこれが用いられており,日本でも 1957年に準備預金制度としてこれが導入され,59年9月に初めて預金準備率が決定された。

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デジタル大辞泉の解説

しはらいじゅんび‐りつ〔しはらひジユンビ‐〕【支払準備率】

預金準備率

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世界大百科事典 第2版の解説

しはらいじゅんびりつ【支払準備率 reserve ratio】

銀行が預金残高に対して,日々の支払請求に応じるためにもっている支払準備(現金通貨,中央銀行預け金等)の比率。もっとも,最近では,準備預金制度のもとで市中金融機関は預金等の債務の一定割合相当額を通常無利子で中央銀行に預入れする義務を負っているが,その預入れ率のことを指す場合が多い。中央銀行は支払準備率を政策的に変動させることにより,金融機関の支払準備を直接的に増減させ,これを通じてその信用創造機能をコントロールすることができる。

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大辞林 第三版の解説

しはらいじゅんびりつ【支払準備率】

預金よきん準備率

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世界大百科事典内の支払準備率の言及

【準備預金制度】より

…市中金融機関の預金等の債務の一定割合相当額を通常無利子で中央銀行に強制的に預け入れさせ,その預入れ率すなわち支払準備率を随時変更することにより,金融機関の現金準備を直接的に増減させ,その信用創造機能をコントロールしようとする通貨調節手段。過去においては,この制度の趣旨は預金者保護にあるとみられていたが,最近では純粋な通貨調節手段の一つとの見方が一般的となっている。…

※「支払準備率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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