放射検出器(読み)ほうしゃけんしゅつき(その他表記)radiation detector

改訂新版 世界大百科事典 「放射検出器」の意味・わかりやすい解説

放射検出器 (ほうしゃけんしゅつき)
radiation detector

ラディエーションradiationを〈放射〉,あるいは〈輻射(ふくしや)〉と訳すのがふつうで,すべての波長電磁波,光と呼ばれる領域の電磁波,光の中でも可視域を除いたいわゆる不可視域の電磁波のいずれを指すか解釈はさまざまである。しかし現在では〈放射〉ということばを光領域の電磁波という意味で使うことが多い。したがって放射検出器は光検出器同義である。放射線検出器とは異なる点に注意
光検出器
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の放射検出器の言及

【放射線検出器】より

…物質が放射線を受けたときにその中に起こる物理的,または化学的変化を利用して,放射線の到来を検知できるようにした検出器。放射線によって物質中にはさまざまな変化が起こるが,検出器によく利用されるものとして,電離,発光,化学変化,発熱,飛跡(トラック)の形成,写真フィルムの感光などの現象がある。代表的な放射線検出器として次のものがある。(1)気体の電離を利用した電離箱比例計数管ガイガー=ミュラー計数管,(2)固体の電離を利用した半導体放射線検出器,(3)発光を利用したシンチレーションカウンター,(4)化学反応を利用したフリッケ線量計など,(5)発熱を利用した熱量計,(6)飛跡を利用する霧箱泡箱,原子核乾板など,(7)感光作用を利用するフィルムバッジなど。…

※「放射検出器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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