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光検出器 ひかりけんしゅつきphoto detector

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

光検出器
ひかりけんしゅつき
photo detector

光を検出する素子,装置で,光を照射した際に生じる真空中への電子の放出 (光電子放出) ,導電率の変化 (光導電) ,起電力発生 (光起電) など,いわゆる光電効果を用いたものが多い。光を熱として検出する熱電対や,熱変化により電荷が発生する焦電効果を用いたものもある。光電管,光電子増倍管など真空管型の光検出器は光電子放出効果を利用したもので,検出する光の波長域に応じて光電子面 (光照射時に電子を放出させる部分) の材料が選ばれる。最近では半導体の光導電効果を用いる光導電セルおよび光起電力効果を用いる光起電池,フォトダイオードフォトトランジスタなどが数多く用いられている。半導体のエネルギー間隙の大きさによって応答する波長域が決められる。光導電セルの場合,可視域では硫化カドミウム,セレン化カドミウムが用いられ,赤外域では硫化鉛,セレン化鉛,テルル化鉛,インジウム・アンチモンなどが用いられる。ゲルマニウムに金を不純物元素として添加したものも赤外用としてよく用いられる。フォトダイオード,フォトトランジスタには主としてシリコンが用いられ,可視域から近赤外域の光検出が可能である。フォトトランジスタには増倍作用があり高感度となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ひかりけんしゅつき【光検出器 photodetector】

古くは波長380~780nmの可視域電磁波を光と称したが,現在,光とは10nm~1mmの電磁波を指し,きわめて広い波長域を含む。光の検出は広い意味での光と物質相互作用を原理としており,化学光量計や写真感光材もその中に入るが,一般には光と物質の相互作用の結果を電気信号の形として取り出すものを指し,光検出器と光電検出器同義語と考えてよい。光検出器を光と物質の相互作用によって分類すると,光子(量子)効果型,熱効果型,波動相互作用型に大別される。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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