放曠(読み)ホウコウ

デジタル大辞泉 「放曠」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こう〔ハウクワウ〕【放×曠】

物事にこだわらず、心のおもむくままに振る舞うこと。
「こうやって観海寺の石段を登るのは随縁―の方針である」〈漱石草枕

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「放曠」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こう ハウクヮウ【放曠】

〘名〙 (形動) 心のおもむくままにふるまうこと。また、そのさま。
懐風藻(751)過神納言墟〈藤原万里〉「放曠遊嵆竹、沈吟佩楚蘭
露団々(1889)〈幸田露伴一二「放曠(ハウクヮウ)豁達の気象ゆゑ」 〔晉書‐桓石秀伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「放曠」の読み・字形・画数・意味

【放曠】ほうこう(はうくわう)

心がひろく、こだわらない。〔晋書、桓石秀伝〕風秀徹、~性放曠、常に林澤に弋(よくてう)し、榮を以て心を嬰(つな)がれず。

字通「放」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android