放曠(読み)ホウコウ

デジタル大辞泉 「放曠」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こう〔ハウクワウ〕【放×曠】

物事にこだわらず、心のおもむくままに振る舞うこと。
「こうやって観海寺の石段を登るのは随縁―の方針である」〈漱石草枕

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精選版 日本国語大辞典 「放曠」の意味・読み・例文・類語

ほう‐こうハウクヮウ【放曠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 心のおもむくままにふるまうこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「放曠遊嵆竹、沈吟佩楚蘭」(出典懐風藻(751)過神納言墟〈藤原万里〉)
    2. 「放曠(ハウクヮウ)豁達の気象ゆゑ」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴〉一二)
    3. [その他の文献]〔晉書‐桓石秀伝〕

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普及版 字通 「放曠」の読み・字形・画数・意味

【放曠】ほうこう(はうくわう)

心がひろく、こだわらない。〔晋書、桓石秀伝〕風秀徹、~性放曠、常に林澤に弋(よくてう)し、榮を以て心を嬰(つな)がれず。

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