放課後児童クラブ(読み)ほうかごじどうくらぶ

共同通信ニュース用語解説 「放課後児童クラブ」の解説

放課後児童クラブ

共働きひとり親家庭などの小学生放課後に預かる事業学童保育とも呼ばれる。2023年5月1日時点の速報値で約144万5千人子どもが利用する。定員超過などの理由で利用できない「待機児童」は同時点で1万6825人。預け先がなく、親が離職を迫られる「小1の壁」が指摘されている。23年4月に発足したこども家庭庁が事業を所管している。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「放課後児童クラブ」の意味・わかりやすい解説

放課後児童クラブ
ほうかごじどうくらぶ

保護者が就労などのため日中家にいない小学生の子どもが、普段の放課後、あるいは夏休みなどの長期休暇期間に、遊んだり勉強をしたりして過ごす生活の場。「学童保育」ともよばれる。1997年(平成9)の児童福祉法改正により法定化された(児童福祉法第6条の3第2項)。2015年(平成27)から施行された子ども・子育て支援新制度により、対象児童が6年生までに拡大された。厚生労働省調査によると、2018年5月時点で、放課後児童クラブ数は2万5328か所(前年比755か所増)であった。

[猪熊弘子 2019年3月20日]

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