教道(読み)きょうどう

精選版 日本国語大辞典 「教道」の意味・読み・例文・類語

きょう‐どうケウダウ【教道】

  1. 〘 名詞 〙
  2. おしえの道。教化の進め方。
    1. [初出の実例]「耆婆の教道(ケウタウ)父の霊偈の文を聞きて」(出典私聚百因縁集(1257)二)
    2. 「連歌に初・中・後の心得ありと申は〈略〉しかも付様を種々に心をかけ候へと申候 是まで教道の肝心也」(出典:景感道(1504‐21))
  3. 仏語。二道の一つ。言葉で説かれた仏の方便の教え。証道すなわち仏の悟り、真実の理に対する。
  4. きょうどう(教導)
    1. [初出の実例]「且は外国人に雑学のウ、教道(キャウダウ)いたいたり」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉初)
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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