精選版 日本国語大辞典 「教」の意味・読み・例文・類語
おしえ をしへ【教】
※古事記(712)上「其の菟、八十神の教(をしへ)に従ひて伏しき」
※枕(10C終)一三七「たがをしへを聞きて、人のなべて知るべうもあらぬ事をばいふなどのたまへば」
③ 技芸などを伝授すること。
おそわ・る をそはる【教】
〘他ラ五(四)〙
① 知識、技芸などが身につくようにしてもらう。習う。
※洒落本・傾城買杓子規(1804)二「おそわった通りどの客にもままになるのか」
② 他人から知らせてもらう。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「教(ヲソハ)りし門へ往」
おし・ゆ をしゆ【教】
おせ・える をせへる【教】
〘他ア下一(ハ下一)〙 「おしえる(教)」の変化した語。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「教(ヲセヘ)たらちっとづつ縫物(しごと)も出来やうと思ったが」
おす・える をすへる【教】
〘他ア下一(ハ下一)〙 をす・ふ 〘他ハ下二〙 「おしえる(教)」の変化した語。
※成簣堂本論語抄(1475頃)八佾「しらずとばかりにて、をすえざるときんば」
おし・う をしふ【教】
〘他ハ下二〙 ⇒おしえる(教)
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