(読み)おしえ

精選版 日本国語大辞典の解説

おしえ をしへ【教】

〘名〙 (動詞「おしえる(教)」の連用形の名詞化)
① 神や上位の人がさとし、導くこと。教訓。戒め。
※古事記(712)上「其の菟、八十神の教(をしへ)に従ひて伏しき」
② 知識、常識を知らせること。教育。
※枕(10C終)一三七「たがをしへを聞きて、人のなべて知るべうもあらぬ事をばいふなどのたまへば」
③ 技芸などを伝授すること。
※夜の寝覚(1045‐68頃)一「琵琶を、をしへのままに、音のあるかぎりいだして弾き給へれば」
④ 宗教。教義。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※春(1908)〈島崎藤村〉七〇「彼女を宗教(ヲシヘ)に導いたといふ森下が病んで居る」

おす・える をすへる【教】

〘他ア下一(ハ下一)〙 をす・ふ 〘他ハ下二〙 「おしえる(教)」の変化した語。
※成簣堂本論語抄(1475頃)八佾「しらずとばかりにて、をすえざるときんば」

おし・ゆ をしゆ【教】

〘他ヤ下二〙 (「をしふ(ハ下二)」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。終止形は「をしゆる」となる場合も多い) =おしえる(教)〔明応本節用集(1496)〕
※虎明本狂言・八幡の前(室町末‐近世初)「右のうたおしゆる、二度づついふて、きかする」

おそわ・る をそはる【教】

〘他ラ五(四)〙
① 知識、技芸などが身につくようにしてもらう。習う。
※洒落本・傾城買杓子規(1804)二「おそわった通りどの客にもままになるのか」
② 他人から知らせてもらう。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「教(ヲソハ)りし門へ往」

おせ・える をせへる【教】

〘他ア下一(ハ下一)〙 「おしえる(教)」の変化した語。
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「教(ヲセヘ)たらちっとづつ縫物(しごと)も出来やうと思ったが」

おし・う をしふ【教】

〘他ハ下二〙 ⇒おしえる(教)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉の解説

きょう【教】[漢字項目]

[音]キョウ(ケウ)(呉) [訓]おしえる おそわる
学習漢字]2年
おしえる。おしえ。「教育教科教戒教訓教材教師教示教授教養高教示教指教調教文教
信仰の教え。「教会教祖教理異教回教国教邪教宗教殉教信教説教背教布教仏教密教
[名のり]おしえ・かず・こ・たか・なり・のり・みち・ゆき

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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