敦盛草(読み)アツモリソウ

デジタル大辞泉 「敦盛草」の意味・読み・例文・類語

あつもり‐そう〔‐サウ〕【×敦盛草】

ラン科多年草。日当たりのよい山中の草地などに生え、高さ30~50センチ。茎の中ほどに幅広の大きな葉が数枚互生する。初夏に大きな袋状の花を1個開き、花色は紅紫色のほか淡紅色・白色がある。名は、花の形を平敦盛の背負った母衣ほろに見立てたもの。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「敦盛草」の意味・読み・例文・類語

あつもり‐そう ‥サウ【敦盛草】

〘名〙 ラン科の多年草。北海道本州などの山地で半日陰の地に生える。茎は高さ三〇~五〇センチメートルで粗毛が多い。葉は長さ一〇~二〇センチメートルほどの広楕円形で、先がとがり、基部は茎を包む。初夏、茎頂に径五センチメートルほどの紅紫色ないし白色の花を一個横向きにつける。えんめいこぶくろ。《季・夏》〔俳諧・清鉋(1745頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「敦盛草」の解説

敦盛草 (アツモリソウ)

学名Cypripedium macranthum
植物。ラン科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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