日本歴史地名大系 「敷地神社」の解説 敷地神社しきちじんじや 京都市:北区大北山村敷地神社[現在地名]北区衣笠天神森町鹿苑(ろくおん)寺(金閣寺)の南に鎮座。現祭神は木華咲耶姫(このはなさくやひめ)命とするが、「京都府地誌」はほかに天日鷲(あまのひわし)命・栲幡千千姫(たくはたちぢひめ)命を記す。古くは北山(きたやま)神・北山天神ともよばれ、俗称を「わら天神」「はら帯の天神」とも称する。北山神は「類聚国史」の天長五年(八二八)八月二四日に<資料は省略されています>とみえ、淳和天皇がこのとき除災のため勅使を派遣しており、神威が古くから知れわたっていたことがうかがえる。その鎮座地を「山城名勝志」は「北山ノ神 今大北山村氏神社、村西鹿苑寺、南坐此神歟、土人云、当社始鹿苑寺北山麓、座、近代今地遷坐、今田地号天神尾」と、もと鹿苑寺の北の山麓にあったとする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by