敷居・鋪居・閾(読み)しきい

精選版 日本国語大辞典 「敷居・鋪居・閾」の意味・読み・例文・類語

しき‐い ‥ゐ【敷居・鋪居・閾】

〘名〙
① (「敷き藺(い)」の意、または、「敷き居る」の意から) 地上や床に敷いてその上にすわるもの。ござ、むしろの類。また、そのすわる所。座席
書紀(720)顕宗即位前(図書寮本訓)「小楯、大きに驚きて、席(シキヰ)を離(はな)れて、悵然(いた)むて再拝(をか)みまつる」
門戸の内と外とを区別するために敷いた横木。また、部屋の境の戸や障子、あるいはふすまの下に、それをあけたてするためにつけられた溝のついた横木。古くは「しきみ」といった。⇔鴨居(かもい)。〔名語記(1275)〕
滑稽本浮世床(1813‐23)初上「跡じさりにしきゐをまたぐと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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