文書通信交通滞在費(読み)ブンショツウシンコウツウタイザイヒ

デジタル大辞泉 「文書通信交通滞在費」の意味・読み・例文・類語

ぶんしょつうしんこうつうたいざい‐ひ〔ブンシヨツウシンカウツウタイザイ‐〕【文書通信交通滞在費】

調査研究広報滞在費旧称

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共同通信ニュース用語解説 「文書通信交通滞在費」の解説

文書通信交通滞在費

国会議員歳費とは別に月額100万円が支給される手当。「文通費」とも呼ばれる。国会法と歳費法は「公の書類を発送し、公の性質を有する通信をなす等のため」の費用と定めているが、使途報告や残金の返還義務はなく「第二の歳費」と言われる。原則毎月2回、50万円ずつが議員本人の口座に振り込まれる。日本維新の会が、昨年10月末の衆院選で当選した新人議員らに10月分が満額支給されたと問題提起。12月の臨時国会で見直しの議論が行われた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「文書通信交通滞在費」の意味・わかりやすい解説

文書通信交通滞在費
ぶんしょつうしんこうつうたいざいひ

給与ボーナスにあたる議員歳費(年間約2200万円)とは別に、国会議員に毎月100万円支給される公費の旧称。2022年(令和4)、調査研究広報滞在費に改称した。1947年(昭和22)に支給が始まった「通信費」「滞在雑費」が前身で、1993年(平成5)から文書通信交通滞在費として、電話代、郵便代、交通費東京での滞在費などの名目で支給されていた。

[矢野 武 2022年8月18日]

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