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文館詞林 ぶんかんしりんWen-guan ci-lin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

文館詞林
ぶんかんしりん
Wen-guan ci-lin

中国の詩文集。初唐許敬宗らの編。 1000巻。顕慶3 (658) 年成立。高宗の勅命によって編集。漢から唐初までの詩文を,形式,内容別に分類,収録したもの。『文選 (もんぜん) 』に次ぐ中国最古の詩文集であるが,散逸が早く,宋初にはすでに失われ忘れられていた。ところが日本に伝来し書写された冷泉院旧蔵書二十余巻があり,江戸時代にそのうち4巻を林述斎が『佚存叢書』に収めて刊行したことから再び世に知られ,その後日中両国で印刷されている。冷泉院旧蔵書本は高野山宮内庁などに現存する。

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デジタル大辞泉の解説

ぶんかんしりん〔ブンクワンシリン〕【文館詞林】

中国の詩文集。1000巻。唐の高宗の勅により658年に許敬宗が編纂(へんさん)。漢代から唐代初期までの詩文を集めた。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶんかんしりん【文館詞林 Wén guǎn cí lín】

中国,唐の高宗の命で658年(顕慶3),中書令許敬宗(592‐672)が編集した詩文集。1000巻。漢から唐に至る詩文を集めたもので,唐王朝の文化統一事業の一環として作られた。宋以後,この書は中国ではまったくなくなってしまったが,日本には全巻が伝わり,以後散逸したものの20余巻が写本として高野山,宮内庁などに残され,19世紀初めから中国に逆輸入された。1969年,古典研究会が日本に現存する全写本の写真版を出版,そこに解説も付している。

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大辞林 第三版の解説

ぶんかんしりん【文館詞林】

中国の詩文集。一〇〇〇巻。唐の許敬宗らの奉勅撰。漢から唐初までの詩文を集めたもの。ほとんど散逸。

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