斉藤知一郎(読み)サイトウ チイチロウ

20世紀日本人名事典 「斉藤知一郎」の解説

斉藤 知一郎
サイトウ チイチロウ

昭和期の実業家 大昭和製紙創立者。



生年
明治22(1889)年3月18日

没年
昭和36(1961)年2月16日

出生地
静岡県

学歴〔年〕
高小〔明治34年〕中退

経歴
明治34年家業の製茶業稲藁の売買に従事。大正3年から機械による製茶業、9年稲藁の仲買業を専業とした。13年斉藤兄弟製紙を創業。昭和2年寿製紙を買収し、昭和製紙と改称。13年昭和産業など5社を合併して大昭和製紙を創立、会長就任。18年社長となった。死後遺言により持ち株など5億円相当の遺産を「育英と科学技術振興」の基金とした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「斉藤知一郎」の解説

斉藤知一郎 さいとう-ちいちろう

1889-1961 大正-昭和時代の実業家。
明治22年5月5日生まれ。製茶業などをへて,大正10年斉藤商店を設立し,11年斉藤兄弟商会と改称。のち傘下の数社を合併させ,昭和13年大昭和製紙を創立し,会長,18年社長となる。「岳南の製紙王」とよばれた。昭和36年2月16日死去。71歳。静岡県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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