料国(読み)リョウゴク

デジタル大辞泉 「料国」の意味・読み・例文・類語

りょう‐ごく〔レウ‐〕【料国】

内裏寺社造営など特定の必要資金に充てるための租税を課する国。

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精選版 日本国語大辞典 「料国」の意味・読み・例文・類語

りょう‐ごくレウ‥【料国】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 内裏・寺社の造営など、特定の目的を達成するのに必要な資金に充てるため租税を一定期間課する国。
    1. [初出の実例]「或又為寺社造営修造之料国、其条皆為御存知事歟」(出典:日野大納言俊光卿記‐文保元年(1317)一〇月四日)
  3. 室町幕府直轄領。具体的な支配代官に任じられた幕府奉公衆政所の寄人などが行なった。
    1. [初出の実例]「城州為御料国重而被仰付之旨、面目至極雖忝存候」(出典:親元日記‐文明一三年(1481)一〇月八日)

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